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2005-2 第1回
「とれちゃった」

お正月からだいぶたちますが、季節柄この時期『おもち』を良く食べますよね。
ガム・キャラメルと並んでネバネバくっつく系食べ物の代表的なものです。
年明けにいらした患者さんにも『正月おもち食べてたら銀歯がくっついてとれちゃった』と来院された方が数名いらっしゃいました。大人に食したおもちの種類はさすがに尋ねませんが、子供さんに『何食べて取れたの?』ときくと、昔なら『ミ○キー』が圧倒的でしたが、最近は『ハ○チュー』が多い様です。
この『とれる、外れる』患者さんにとっても、我々術者にとってもあまり嬉しい事ではありません。
が、時には『とれた、外れた』事がその歯の中や周囲の異変を知るきっかけになる事もあります。
外れる前までは自覚症状もなくまったく気が付かなかったけれど、外れた部分の辺縁に実はムシ歯ができていて、進行する途中であったり、『この時期にとれて発見できてよかったな』と心の中で思う事もしばしば。痛みや異常を感じて来院され、ムシ歯がかなり進行している歯でも、詰めてある銀歯等はしっかり着いていたり、治療のためにそれらを外そうと削っても、ムシ歯を削りとる以上に時間がかかってしまったり・・・
『とれたちゃった・・・』も時には『ラッキ〜』なもかも?


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