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2005-10 第17回
「どんな秋?」

ここのところ秋の長雨が続きます。

みなさん、どんな秋をお過ごしでしょうか?
『食欲の秋』は私にとって一年中です(笑)。
『スポーツの秋』、最近は息子とのキャッチボールが主になってしまいました。

今年は例年にないくらい『芸術の秋』を過ごしています。
高校時代から続けている楽器、長く続けているとそれなりになるもんです。
だんだんと難しい曲ができる様になったり、仲間も増えたり。
今回、非常にベーシックな曲を演奏する機会をいただき、やや軽く考えていたところ、これがまた結構きちんと出来ない…基本の大切さ、難しさを痛感・再認識しました。

仕事・治療についても同じ事がいえると思います。
業界誌には、とかく新しい治療の講習会・勉強会への案内が目立ちます。
すべてに万能でありたい、と人は思うでしょうが、現実はなかなかそうはいかないでしょう。
これから自分は何が出来るか、どんな点を伸ばせば患者さんに貢献できるか?
それはすべて基本的な事が出来た上でのオプション。
そう考え、日々治療にあたっています。

これだけでは短いので、最近特に問題となっている『アスベスト』のお話をします。
主に建築材として取り上げられていますが、実は歯科でも以前(今は代替品を使っている)は使う工程がありました。
診療室ではなく、銀歯を作る技工サイドでの事ではありますが。
幅・数センチ、長さ・十数センチ、厚さ・1ミリ程度の『アスベストテープ・リボン』が鋳造の際に必ず使われていました。
私も学生時代に使いました。
こんな小さなアスベストでも、それが原因と思われる病いで数名の技工師さんが亡くなられたとか。

よい事もそうでない事も、積み重ねがものを言う、ですね。

次回は締切に遅れないようにします m(__)m


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