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2005-9 第16回
「過ぎたるは…」

夜の涼しさが寒さに変わり、秋の気配も一段と感じられる様になったこのごろ。
夜は掛け布団が恋しくなりました。
そんな中、我が家で先日、子カメが4匹孵化しました。
10円玉くらいの甲羅で、ちょこまか動き回る姿は、たいへんカワイイものです。
でも…もうすぐ冬眠の季節。 出来れば来春に孵化して欲しかったな…

味覚の秋、今年のサンマも美味ですね。
週に二度は食べています。
もうすぐ道端に『銀杏』も落ち始めます。
焼鳥屋では一年中メニューにある銀杏も、立派な秋の代表的味覚。
簡単に家庭でも電子レンジを使えば調理できますが、あのニオイが子供らには不評(笑)。
やはり銀杏はお店で食べた方がよろしいかと。

とある記事によるとこの銀杏、食べ過ぎると中毒になるらしく、幼児は食べない方がいいそうです。
大人でも、20個を限度にした方が無難とか。
銀杏に限らず、どんなものでも飲み過ぎ・食べ過ぎは健康に良くない事は、周知の事。
実は『歯磨き・ハミガキ』も方法を誤り、それを長年続けると、歯に悪影響が発生する場合があります。

『歯を削ってしまう』磨き方。
歯の側面にはゆるやかな湾曲がありますから、ブラシをあてると、毛先はその湾曲にそって開きます。
その毛先が集中する部分が、歯の根元・歯と歯茎の境目。この部分はエナメル質が薄く、歯茎の内側には、敏感な象牙質があります。
歯よりも軟らかいブラシではありますが、何千・何万回もこすり続ければ歯も削れ、磨耗します。

『指の爪でさわると、根元に段差を感じる』『歯がしみる』、これらは注意信号です。
予防・対策として、力を入れ過ぎない=強く押しつけ過ぎない・前後の動きを細か目にする。
硬い毛の歯ブラシも、必要でなければふつうの硬さのものへ変えましょう。
これらを改善するだけで、軽症のうちであれば自然治癒、磨耗も進行が止まるか極端にゆっくりとなるでしょう。

しかし『くさびを打ち込んだ』様に鋭く磨耗してしまった場合、修復治療される事をお勧めします。
磨耗が極度に進行すると、ムシ歯と同様・歯の神経を損傷する事もあるからです。
『治療はイヤだな…』と思われるでしょう。しかし治療といっても、ムシ歯が合併して出来ていたりしなければ、歯を削ったりせず、磨耗している部分を埋めるだけで完了します。

歯の健康指向も定着し、昔に比べればはるかに歯を磨く回数は増えました。
これからは回数より『質』の向上も心がけましょう。


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