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2005-11 第19回
「スイカ」

紅葉が見頃をむかえました、とテレビの天気予報でやっていました。
とはいえ季節はもう冬。
防寒具無しでは紅葉狩りができなさそうです(笑)

紅葉といえば秋、なのでしょうが最近は季節が少しズレている様な気がします。
そのうち、スキーしながら紅葉狩りとかする様になるのかな?

寒くなるとホームで電車を待つのが辛くなります。
電車へ乗る際の切符、最近は購入する機会がめっきり減りました。
『Suica・スイカ』の登場がその理由です。
JR系以外でも『パスネット』がそれに近い役目を果たしています。
それらのおかげで、切符を買う時間は計算に入れずに電車を選べ、おまけに買い物にまで使用でき、大変重宝しています。
便利さもさることながら、、このネーミングが微笑ましいですね。
何か意味のある英語の頭文字をとった造語『Suica』なのでしょうが、とてもおおらかなイメージの『すいか・西瓜』に繋げたところがニクいです。
駄菓子の『酢イカ』を思い浮べる人はいないかな?(笑)

医療現場等で用いられる『レーザー・LASER』も実は造語です。
LIGHT
AMPLIFICATION by
STIMULATED
EMISSION of
RADIATION
簡単に訳すと『単一の波長で方向・位相が揃った人工的な光』となります。
どこまでもまっすぐに進む性質があり、身近なものではレーザーポインターにも使われています。
レーザーは非常にエネルギー密度が高く、歯科を含めた医療でも利用頻度が高まっています。
出力の大きいものでは、ムシ歯の除去・治療も可能です。

しかし有用でありながら、今ひとつレーザー治療が歯科で普及しきれない最大の理由は、機器が超高価である事でしょう。
高価でもそれなりに使用機会があればいいのでしょうが、ムシ歯を除去できても実際レーザーのみで治療が完了するケースは、ごくわずかだと思います。
レーザーの届かない場所、たとえば歯と歯の間の隠れた部分、治療のために銀歯を削り外す、レーザーではできません。
今後も利用範囲は増えるでしょうが、歯科においてメインな方法になるか?……現況では難しいでしょう。
しかし将来、再生治療等が本格的になり現在とは治療の概念が全く違ったものとなった時、もう『歯を削って治す』事がなくなるかもしれません。その頃にはもしかして…

我が医院でも約10年前、モニターとして短期間、レーザー装置を使用した事があります。
まだ歯を削れる程のパワーはありませんでしたから、歯グキの腫れから膿を出すのに用いたり、試しに自分自身の腕の『ホクロ』取りをやってみたりくらいしか活躍しなかったなぁ(笑)

風邪が流行りつつあります。
みなさんも予防はしっかりと…


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