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2005-7 第11回
「肉は週1」

7月も半ば、夏休みまであと少し。レジャーの予定等で心弾む季節となりました。
我が家の夏の恒例行事は、秩父山奥でのニジマス釣り。管理釣り場なので素人・子供でも危険が少なく、ほどほどに釣れる(釣れ過ぎない)。釣りに飽きたら服のまま川へジャボン(釣りの邪魔にならない場所へ)。真夏でも1分と肩まで浸かっていられない程の冷たく澄んだ水。さいたま市から100qに満たない距離の場所にこんな自然もあります。秩父は侮れない!(笑)

アウトドア活動と切っても切り離せないのが『バーベQ』。開放的な雰囲気に、ついつい肉を食べ過ぎてしまう方も多いでしょう。『野菜・肉・野菜・野菜・肉・野菜・肉・野菜…』などと肉より野菜を多く食べようと促すCMを思い出しますが、では実際、人にとって肉はどれくらい食べれば適量なのでしょうか?健康状態や体格により異なるでしょう。一概に何グラム!とは決められないでしょう。

ところが先日、あるヒントをいただきました。ある先生の講話の中に『ヒトの歯・28本の中に肉食に適した歯は犬歯・4本しかない。つまり全体の1/7(7分の1)。身体は7度の食事に1回の肉を食べればよい構造である』旨の話。私は思いました。なるほど、ワニやライオンなどは全ての歯がいわゆる『牙・きば』。ヒトの歯で類似した歯は犬歯のみ。他の歯は、草を主に食べているウシやウマの歯に似ています。つまり人間は草食動物寄りの歯をしている、いや、草食動物なのでしょう。

この説が正しい云々は別として、『1/7』という発想には説得力を感じませんか?
確かに週一度くらいの肉料理が、飽きずに美味しく感じられそうです。さらに『人間の身体の細胞は一万年前と同じである』だなどと読んだことがあります。現代の食生活VS一万年前の…どちらが正解なのかは、これから一万年後の人々が導いてくれるでしょう。

我が家は意外と『狩り』系が好きです。各種果物狩、潮干狩、野菜狩、釣り、ザリガニ掬い…同じモノでもお店で買う食材とはなぜか違う味がします。枝から採ったばかりの完熟リンゴを木の下で噛ると、蜜蜂がすぐに寄ってくるほどの甘さ、ネギも苦くないし、トウモロコシでも生のままでかぶりつけます。大昔の人々も同じ食べ方してたかもしれない。結構昔の人の方が美味しいモノ食べていたんじゃないかな?

次号へつづく


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