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2006-1 第22回
「新しい年」

お正月だ!と思ったら一月もあとわずか、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
今シーズンは過去に例をみない雪の被害が日本各地で記録されています。
埼玉はその点、寒さは厳しいですが比較的穏やかと言っていいでしょう。
ここしばらく凍結する事のなかった富士五湖・山中湖も、今年は全面凍結し、氷上わかさぎ釣りも可能だとか。
相変わらず今年も食べ物ネタから入りました(笑)。

今年は世界的スポーツイベントが目白押しの年。
中でも『WORLD BASEBALL CLASSIC』は今年初開催。
野球ファンの私の一番期待している大会、しかし参加辞退選手が相次ぎ、開催意義が問われかねない事態に。
五輪やサッカーW杯の様に歴史を重ね、メンバーに選ばれる事が名誉となる様な権威ある大会に発展する事を期待します。

日本の医療界の『皆保険制度』は、歴史を重ね築きあげられた世界一・日本の長寿社会を支える源とも言えます。
それが今後、制度改正にて危ぶまれる可能性があります。
年金問題も大切ですが、まず年金を受け取れる年令まで健康で生き続けるためにもっと大切な医療問題。
改革の善し悪し論ではなく、まずは国民にわかりやすい対応が望まれます。
我が医院の今年・今後、今までと同様、ひとりひとりの患者さんの立場に立った医療をすすめていこうと思います。

皆さんは今年の目標、何かたてましたか?
『禁煙』を目標にされた方はいませんか?

さまざまな生活習慣病の因子として知られている『喫煙』、お口の中への影響は『ヤニが着く』くらいしか認識されていないかもしれませんが、実は歯周病とも密接な関係にあります。
歯周病菌が猛威を奮う最前線『歯周ポケット』内では、常に菌と身体が戦う『免疫反応』が起きています。
この免疫に関わる細胞が喫煙により機能低下を起こします。
又、骨を吸収させる物質を組織内へ放出させる事を促進するという、まさしく『負の作用』をもたらします。

男女で比較すると、女性の方が喫煙の影響が大と言われています。
歯周病の治療の基本・プラークコントロールはもちろん重要です。
と同時に、生活習慣の改善、特に喫煙者への禁煙指導もまた、治療・予防の柱と言えます。
断煙した事がきっかけで、その後特別な治療無しで歯周病が急激に改善された方を実際見ています。

私の今年の目標『正月太りの解消』(>_<)


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